素早く察知することが肝心|脳動静脈奇形は事前に防ぐ!健康診断で脳ドックを受ける重要性

遺伝情報から脳動静脈奇形の可能性を調べて、危険に備える

素早く察知することが肝心

キーボード

脳動静脈奇形の症状

脳動静脈奇形というのは、脳の中で動脈と静脈が擦れあってしまっている異状のことを言います。血管が弱くなってしまい、最終的には出血に至ります。出血に至る確率は非常に高く、脳動脈瘤と同じように早期に発見して対処をしなければならない深刻な病気です。若者のクモ膜下出血の原因は、多くがこの脳動静脈奇形だというデータもあります。出血が起こる前には、めまいや痙攣、吐き気に襲われることがあります。出血が起こった後には、髄膜刺激症状や脳局所症状が見られ、早急に病院で治療を行わなければ死に至ります。脳動脈瘤と同じように、事前に発見することができていれば対処法はいくつかありますし、命に関わることは少なくなります。ですが、放置をしておけば生存率は非常に低くなるので要注意です。

脳動静脈奇形の治療方法

異常な血管の集まりをナイダスと呼んでいますが、脳動静脈奇形の治療は主にこのナイダスの摘出をすることを言います。放置しておくといつかは血管破裂に至ってしまうわけですから、そうなる前に外科的な手術をして摘出をしてしまいます。脳動脈瘤にはクリッピングという手法が用いられるのですが、脳動静脈奇形は血管自体が薄く破れやすくなっているために、摘出をするほうが安全です。ただ、脳のどこに存在するのかや、ナイダスの大きさなどによっては、治療法は変わってきます。開頭手術が必要ないケースも見受けられますから、そこは医師の診断に任せるしかありません。重症度が低い場合には、ガンマナイフと呼ばれる放射線治療のみで解決する場合もあります。

遺伝は関係あるかどうか

脳動脈瘤にも遺伝が関係してくることが、最近の研究によって分かってきています。それと同じように、脳動静脈奇形にも遺伝は関係してくるというのが、医療業界においては通説になっています。ですから、もしも祖父母や両親にこうした症状が現れたときには、その子どもや孫も検査をしておくのが望ましいです。
脳ドッグに通えば、脳動静脈奇形に限らず、脳内の異常はほとんどすべて発見できます。早期発見ができればそれほど怖い病気ではないので、心当たりがあるなら検査に行きましょう。遺伝的に特定の病気になりやすい人はいて、これは努力でどうこうはできない話です。生活習慣等で脳動静脈奇形のリスクが減らせるかといえば、確かに部分的には減らせるのですが、ゼロにはなりません。なぜなら、遺伝の影響が占める割合も高いからです。

広告募集中